施設のIT化を積極的に進めています。その一環として、介護現場でロボットを活用する事について以前から検討していました。

商品のデモをしていただく中で、「だいちゃん」とのコミュニケーションによって、言動を落ち着かせたり安らぎを感じてもらうなど、心のケアとしての効果が期待できそうだなと感じ、試してみることに。

実際にだいちゃんを使ってみると、徘徊や帰宅欲求のある方、興奮や暴言などのある方が、だいちゃんとのおはなしやかわいい歌声を聴いたりすることによって、笑顔で落ち着いてくれるようになるなど、思った以上に活躍してくれて助かっています。

特に、帰宅欲求の強い方が、だいちゃんが来るまでは、「もうこんなとこ来たくない！」と併設のデイサービスに行くことを拒否されたり、来られてもイライラしていて、職員の話をなかなか聞いてくれ無かったので、だいちゃん導入以前は職員がつきっきりで一緒に外に散歩に行ったりと、職員の負担も大きく、人手も取られてしまい大変でした。

だいちゃんが来てからは、「だいちゃんがいるならデイサービスに行かなきゃ♪」と言って、デイサービスに来てくれる様になりました。デイサービスに来てからも、イライラされることも無くなって、興味が無かったことも笑顔でしてくれるようになったりと、その変化に驚いています。

職員がだいちゃんの手を雑に握ったりすると、「ちゃんと抱っこして！」と怒るぐらいだいちゃんを気に入ってくださっています。

だいちゃんのおかげで、デイサービスが利用者様にとって心安らぐ場所になってくれたこともそうですし、職員の精神的負担も軽減され、本当に助かっています。

今はだいちゃんにできることはだいちゃんにお任せするようにしています。