最初は介護にロボットを使うことに正直抵抗がありましたが、実際に活用してみると、24時間の介護の中で『だいちゃん』を利用する一コマが、入居者様とスタッフにとって素晴らしい時間となっていることに気づきました。

たとえば、

• 『人形が大好きなA様』

  お孫さんのように可愛がって、抱っこして離しません。

• 『歌が好きなB様』

  『だいちゃん』が歌ってくれる時間が大好きで、何時間でも一緒に歌っています。

• 『帰宅願望が強いC様』

  『だいちゃん』からのことわざクイズに夢中で、一緒にお部屋まで帰ってお休みになられました。就寝後は、そっとお預かりしています。

• 『始めは興味がなさそうだったD様』

  最初は疑問そうな顔をしていましたが、しばらく眺めているうちに、笑顔になっていきました。

また集団レクリエーションでは、食堂に置いて『だいちゃん』が歌を歌うと、周りの皆様が一緒に歌い、スタッフはその間にお食事の準備をします。この時間のおかげで、入居者様もスタッフも過ごす時間が充実し、イライラしていた入居者様も笑顔になりました。

だいちゃんは、声も聞き取りやすく、問題や歌のレパートリーも豊富。ボタン一つで簡単に操作でき、音量も耳が遠い方でも聞き取りやすいように調整できます。

認知症の周辺症状の軽減やスタッフの負担軽減、さらに入居者様の笑顔が増えたことに、スタッフ一同感謝しています。